春巻きの温め直しはオーブンがおすすめ
冷めてしまった春巻きを食べようとしたら、「皮がしんなりして美味しくない……」と感じたことはありませんか?
揚げたての春巻きは外側がパリパリで、中は熱々でジューシー。その食感をできるだけ取り戻したいなら、オーブンを使った温め直しがおすすめです。
基本は、オーブンを180〜200℃に予熱してから春巻きを入れ、10〜15分ほど加熱します。途中で一度裏返せば、両面をパリッと仕上げやすくなります。
ただし、春巻きの大きさや本数、冷蔵・冷凍といった状態、使用するオーブンによって適した時間は変わります。
この記事では、春巻きをオーブンで温め直す具体的な方法から、パリパリにならないときの原因、アルミホイルの使い方、冷凍春巻きやスーパーの惣菜春巻きの温め方まで詳しく紹介します。
オーブンなら180〜200℃・10〜15分が目安
冷蔵していた調理済みの春巻きをオーブンで温め直す場合は、180〜200℃に予熱したオーブンで10〜15分程度をひとつの目安にしてください。
ポイントは、冷たい状態のオーブンへいきなり春巻きを入れないことです。
あらかじめ庫内を温めておけば、春巻きの表面に短時間で熱を加えやすくなり、皮に含まれた余分な水分を飛ばしながら温められます。
春巻きは重ならないように並べ、途中で一度裏返しましょう。焼き色が強くなってきた場合は、アルミホイルを軽くかぶせて焦げを防ぎます。
なお、10〜15分はあくまで目安です。春巻きの太さや具材の量、オーブンの機種などによって差があるため、焼き色や中心部の温まり具合を確認して調整してください。
春巻きの温め直し方法・温度・時間の早見表
どの調理器具を使えばよいのか迷った場合は、以下を目安にしてください。
| 温め方 | 温度・火力の目安 | 時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| オーブン | 180〜200℃ | 10〜15分 | 複数本をパリッと仕上げやすい |
| 電子レンジ | 600W | 40〜60秒程度 | 中を短時間で温めやすい |
| トースター | 900W | 5〜6分程度 | 少量を手軽に温めやすい |
| フライパン | 中火 | 片面2〜3分程度 | 少量の油で香ばしく仕上げられる |
| ノンフライヤー | 180℃ | 6〜8分程度 | 油を追加せず表面をカリッとさせやすい |
| 二度揚げ | 160〜170℃ | 1〜2分程度 | 揚げたてに近い食感を狙いやすい |
時間や温度は春巻きの大きさや状態、調理器具によって異なります。特に冷凍した春巻きは、冷蔵したものより時間が必要です。
オーブンで春巻きをパリパリに温め直す手順

ここからは、冷蔵保存した調理済み春巻きを想定して、オーブンで温め直す手順を紹介します。
難しい作業はありません。大切なのは、予熱・水分・並べ方・加熱時間の4点です。
①オーブンを180〜200℃に予熱する
まず、オーブンを180〜200℃に設定して予熱します。
冷たい庫内へ春巻きを入れると、温度が上がるまでに時間がかかります。その間に春巻きがゆっくり温まり、皮に水分が残ってしまうことがあります。
パリパリ感を復活させたい場合は、先にオーブンを温めておきましょう。
②春巻きの表面の水分を取り除く
冷蔵庫から取り出した春巻きの表面が湿っていたら、キッチンペーパーで軽く押さえて水分を取ります。
強くこすると皮が破れることがあるため、優しく押さえる程度で十分です。
春巻きの皮に水分が残った状態で加熱すると、その水分が蒸気となって皮をしんなりさせる原因になります。
③春巻きを重ならないように並べる
天板にクッキングシートやアルミホイルを敷き、春巻きを並べます。
このとき、春巻き同士を重ねたり密着させたりせず、少し間隔を空けましょう。
網を使用できるオーブンなら、春巻きを網に乗せる方法もあります。下側にも熱が回りやすくなり、余分な油も落としやすくなります。
④10〜15分を目安に加熱する
予熱が完了したら春巻きを入れ、10〜15分程度を目安に加熱します。
最初から時間を長く設定して放置するのではなく、途中で焼き色を確認してください。
表面が焦げそうなのに中がまだ十分温まっていない場合は、アルミホイルを軽くかぶせて加熱を続けます。
⑤途中で裏返して両面をパリッとさせる
加熱の途中で一度春巻きを裏返します。
天板に接している面は上面とは熱の入り方が異なるため、裏返すことで両面を均一に仕上げやすくなります。
最後は表面の焼き色を確認し、皮がパリッとして中まで十分に温まったら完成です。
温め終わった春巻きは長時間置かず、できるだけ早く食べましょう。
春巻きをオーブンで温め直すときのコツ

基本的な温め方だけでも美味しくできますが、春巻きの状態によっては少し工夫したほうが上手に仕上がります。
特に覚えておきたいのが、アルミホイルと電子レンジの使い方です。
アルミホイルは敷く?かぶせる?
アルミホイルは、春巻きの下に敷く方法と、上からかぶせる方法で役割が異なります。
天板の上に敷けば、春巻きから出た油で天板が汚れるのを防ぎやすくなります。
一方、上からアルミホイルをかぶせるのは、春巻きの表面が焦げるのを防ぎたい場合に便利です。
「表面は十分焼けているのに、中がまだ冷たい」という場合は、アルミホイルをふんわりとかぶせて加熱を続けましょう。
反対に、皮をパリッと仕上げたい最後の段階では、ホイルを外して表面に熱を当てます。
中まで冷たい場合はレンジ+オーブンで温める
太い春巻きや具がたっぷり入った春巻きでは、表面だけ先に熱くなり、中心が冷たいことがあります。
そんなときは、電子レンジとオーブンを組み合わせる方法が便利です。
まず電子レンジで短時間加熱して中を温め、そのあと予熱したオーブンで表面を焼きます。
電子レンジだけでは皮がしんなりしやすい一方、オーブンだけでは中心まで温めるのに時間がかかることがあります。
それぞれの長所を組み合わせれば、中は熱々、外はパリッとした仕上がりを狙いやすくなります。
本数や大きさによって加熱時間を調整する
同じ春巻きでも、細いものと太いものでは中心まで温まる時間が違います。
また、一度にたくさん入れると庫内の熱の回り方も変わります。
大きな春巻きや複数本をまとめて温める場合は、途中で位置を入れ替えたり裏返したりしながら、焼き色と中心部の温まり具合を確認してください。
時間だけで判断せず、春巻きの状態を見ながら調整することが大切です。
具材によって加熱時間を調整する
春巻きの中身によっても温まり方は変わります。
野菜中心の細い春巻きと、肉や春雨などがたっぷり詰まった太い春巻きでは、同じ時間で中心まで温まるとは限りません。
特に具が多い春巻きでは、外側だけ焦がさないよう注意してください。
表面が十分焼けている場合はアルミホイルを使い、必要に応じて追加加熱しましょう。
オーブンで温めても春巻きがパリパリにならない原因

「オーブンを使ったのに春巻きがパリパリにならない」という場合は、温度だけでなく水分や並べ方も確認してみましょう。
春巻きの表面に水分が残っている
冷蔵保存した春巻きには、表面に水分が付いていることがあります。
そのままオーブンへ入れると水分が蒸気になり、皮がしんなりする原因になります。
表面が湿っていたら、加熱前にキッチンペーパーで軽く水分を取りましょう。
オーブンを予熱していない
春巻きをパリッと仕上げたい場合は、予熱が重要です。
オーブンが十分に温まっていない状態から加熱すると、皮の水分を飛ばすまでに時間がかかります。
180〜200℃まで予熱してから春巻きを入れましょう。
春巻きを詰めて並べている
一度にたくさん温めたいからといって、春巻きを隙間なく並べるのは避けましょう。
春巻き同士が密着している部分は蒸気が逃げにくく、皮がしんなりしやすくなります。
できるだけ重ならないようにし、春巻き同士の間に少しスペースを作ってください。
温度が低すぎる
低い温度で長時間温めると、中心は温まっても皮がパリッと仕上がらないことがあります。
冷蔵した調理済み春巻きなら、180〜200℃をひとつの目安にしてください。
ただし、温度を上げれば上げるほどよいわけではありません。高すぎると皮だけが焦げてしまうため、焼き色を見ながら調整しましょう。
温めたあと長時間放置している
オーブンから出した直後はパリパリでも、時間が経つと春巻きから出る蒸気によって皮が再びしんなりすることがあります。
温め直した春巻きは、できるだけ早めに食べるのがおすすめです。
皿に重ねて置くのも蒸気がこもる原因になるため、食べる直前まで重ねないようにしましょう。
スーパーや惣菜の春巻きをオーブンで温め直す方法
スーパーや惣菜店で購入した春巻きも、オーブンを使って温め直せます。
電子レンジだけで済ませるより少し時間はかかりますが、皮の食感を復活させたい場合に向いています。
買ってきた当日に温め直す場合
購入してからそれほど時間が経っておらず、中まで完全に冷えていない春巻きなら、オーブンで表面を中心に温め直します。
180〜200℃に予熱し、焼き色を確認しながら加熱してください。
春巻きの表面に油が多く残っている場合は、キッチンペーパーで軽く押さえてから温めると、重たくなりにくくなります。
惣菜の大きさや具材は商品によって違うため、時間を固定せず様子を確認するのがポイントです。
冷蔵庫で保存した翌日の春巻きを温める場合
翌日の春巻きは中心まで冷えているため、当日よりもしっかり温める必要があります。
まず表面の水分をキッチンペーパーで取り、180〜200℃に予熱したオーブンで10〜15分程度を目安に温めます。
太い春巻きで中心が温まりにくい場合は、先に電子レンジで軽く加熱してからオーブンへ移す方法もあります。
冷凍春巻きをオーブンで温め直す方法

一度調理した春巻きが余った場合は、冷凍しておくと長く保存できます。
ただし、冷凍春巻きは解凍方法によって皮の食感が変わりやすいため注意が必要です。
冷凍春巻きは解凍せずに温める
調理済みの春巻きを冷凍保存していた場合は、基本的に凍った状態からオーブンで温めると、水分が出にくくなります。
自然解凍すると、解凍中に出た水分を皮が吸ってしまうことがあります。
オーブンを予熱してから冷凍春巻きを並べ、焼き色と中心部を確認しながら加熱しましょう。
冷凍春巻きの加熱時間の目安
冷凍した調理済み春巻きは、冷蔵状態のものより加熱時間が必要です。
既存の目安である10〜15分より3〜5分程度長めをひとつの基準にし、中心まで十分温まっているか確認してください。
春巻きの大きさや冷凍状態、オーブンの性能によって時間は変わるため、必要に応じて追加加熱します。
なお、市販の「未調理の冷凍春巻き」は商品ごとに調理方法が異なるため、パッケージに記載された加熱方法を優先してください。
冷凍春巻きがベチャベチャになるのを防ぐコツ
冷凍保存するときは、温め方だけでなく冷凍前の準備も重要です。
調理した春巻きは粗熱をしっかり取り、1本ずつラップで包みます。その後、冷凍用保存袋へ入れて空気を抜いて保存しましょう。
熱い状態で包むと内部に水分がこもり、冷凍後の食感低下につながります。
また、解凍時に出た水分で皮が湿るのを避けるため、自然解凍せずに加熱するのがおすすめです。
春巻きはオーブンとトースターどっちで温める?

オーブンとトースターは、どちらも春巻きの表面をパリッとさせるのに使えます。
どちらがよいか迷ったら、温める本数や時間で選ぶと分かりやすいでしょう。
複数本ならオーブンが使いやすい
家族分など複数の春巻きをまとめて温めたい場合は、オーブンが便利です。
天板へ間隔を空けて並べれば、複数本を一度に温められます。
予熱を含めると時間はかかりますが、全体をじっくり温めながら表面を焼きたい場合に向いています。
少量を短時間で温めるならトースターが便利
1〜2本程度を手早く温めたい場合は、トースターが便利です。
900Wなら5〜6分程度を目安にし、途中で一度裏返します。
表面が焦げそうな場合は、アルミホイルを軽くかぶせてください。
トースターはオーブンより短時間で使いやすい一方、ヒーターと春巻きの距離が近く、表面が焦げやすい場合があります。加熱中はこまめに焼き色を確認しましょう。
オーブン以外で春巻きを温め直す方法
オーブンがない場合でも、春巻きを美味しく温め直す方法はいくつかあります。
食べる本数や手間、求める食感に合わせて使い分けてください。
電子レンジ+トースターで温め直す
手早さとパリパリ感の両方を求めるなら、電子レンジとトースターの組み合わせが便利です。
まず春巻きをキッチンペーパーで包み、600Wで40〜60秒程度を目安に軽く温めます。
そのあとトースターへ移し、表面がパリッとするまで焼きます。
電子レンジで中を温め、トースターで皮を仕上げるイメージです。
電子レンジで長時間加熱すると皮がふやけやすいため、最初から完全に仕上げようとせず、短時間にとどめるのがポイントです。
フライパンで温め直す
フライパンを使う場合は、中火で予熱して少量の油をひきます。
春巻きを並べ、片面2〜3分程度を目安に焼きます。焼き色が付いたら裏返し、反対側も同様に加熱してください。
蓋をすると蒸気がこもりやすいため、パリッと仕上げたい場合は蓋をせずに焼くのがポイントです。
焼き上がったらキッチンペーパーへ移し、余分な油を切ります。
トースターだけで温め直す
トースターだけを使う場合は、アルミホイルの上に春巻きを並べ、900Wで5〜6分程度を目安に加熱します。
途中で一度裏返すと、両面を焼きやすくなります。
表面が焦げそうな場合はアルミホイルをかぶせて調整してください。
魚焼きグリルで温め直す
魚焼きグリルも春巻きの温め直しに利用できます。
高温で表面を焼けるため、短時間で皮をパリッとさせやすいのが特徴です。
ただし、火力が強く焦げやすいため、加熱中は目を離さず焼き色を確認してください。
両面焼きタイプなら上下から熱が入りますが、片面焼きタイプでは途中で裏返します。
ノンフライヤーで温め直す
ノンフライヤーでは、180℃で6〜8分程度を目安に温めます。
途中で裏返したりバスケットを軽く振ったりすると、全体を均一に仕上げやすくなります。
すでに揚げてある春巻きなら、追加の油を使わなくても表面をカリッと仕上げやすいのがメリットです。
冷凍した調理済み春巻きの場合は、状態を確認しながら通常より長めに加熱してください。
二度揚げしてパリパリに復活させる
揚げたてに近い食感を求めるなら、油で短時間だけ二度揚げする方法もあります。
160〜170℃程度に熱した油へ春巻きを入れ、1〜2分程度を目安に加熱します。
長時間揚げると皮が焦げたり具材が固くなったりするため、表面がカリッとしたら取り出しましょう。
また、一度に大量の春巻きを入れると油の温度が下がるため、少量ずつ揚げるのがポイントです。
春巻きを翌日も美味しく食べる保存方法
春巻きの温め直しを成功させるには、保存方法も大切です。
保存中に皮が大量の水分を吸ってしまうと、温め直しても食感を戻しにくくなります。
冷蔵保存するときのポイント
翌日に食べる場合は、春巻きの粗熱を十分に取ってから冷蔵庫へ入れます。
熱いまま密閉容器に入れると、水蒸気が容器内にこもって皮が湿る原因になります。
粗熱が取れたらキッチンペーパーを利用し、密閉容器に入れて保存します。
春巻き同士を重ねないようにすると、形崩れも防ぎやすくなります。
長期保存するなら冷凍する
長期間保存したい場合は冷凍します。
粗熱を取った春巻きを1本ずつラップで包み、冷凍用保存袋へ入れます。
袋の中の空気をできるだけ抜いて密閉すると、乾燥や冷凍焼けを防ぎやすくなります。
保存袋に冷凍した日付を書いておけば、いつ保存したものか分からなくなるのも防げます。
保存するときは粗熱と水分に注意する
冷蔵でも冷凍でも、重要なのは水分をできるだけ皮に残さないことです。
特に熱い春巻きをすぐ密閉するのは避けてください。
蒸気が逃げなくなり、その水分を皮が吸収してしまいます。
粗熱を十分に取ってから保存することが、翌日温め直したときのパリパリ感につながります。
春巻きの温め直しについてよくある質問
最後に、春巻きを温め直す際に迷いやすいポイントをまとめます。
春巻きを温め直すときに霧吹きは必要?
基本的に、揚げた春巻きをパリパリに戻す目的なら、表面へ積極的に水分を追加する必要はありません。
春巻きは皮の余分な水分を飛ばすことでパリッと仕上がりやすくなるため、表面が湿っている場合はむしろキッチンペーパーで水分を取り除きます。
オーブンの予熱なしでも温められる?
予熱なしでも温めること自体はできますが、パリパリ感を重視するなら予熱してから入れるのがおすすめです。
180〜200℃まで庫内を温めておけば、春巻きの表面へすぐに熱を加えられます。
春巻きを電子レンジだけでパリパリにできる?
電子レンジは中を素早く温めるのには便利ですが、皮をパリパリに仕上げるのは苦手です。
電子レンジだけで加熱すると、具材から出た蒸気によって皮が柔らかくなることがあります。
食感を重視するなら、電子レンジで短時間温めたあと、オーブンやトースターで表面を焼く方法がおすすめです。
冷めた春巻きは何回まで温め直せる?
食べる分だけを取り出し、必要な量だけ温めるのがおすすめです。
温めて冷ますことを何度も繰り返すと、皮や具材の食感・風味が落ちやすくなります。
また、保存状態によって安全性も変わるため、見た目やにおいなどに異変がある場合は食べないようにしてください。
まとめ|春巻きはオーブンでパリパリに温め直せる
冷めた春巻きのパリパリ感を復活させたいなら、オーブンを使った温め直しがおすすめです。
冷蔵した調理済み春巻きなら、180〜200℃に予熱したオーブンで10〜15分程度をひとつの目安にしましょう。
さらに、表面の水分を取り除く、春巻き同士の間隔を空ける、途中で裏返すといったひと手間を加えることで、均一に仕上げやすくなります。
中まで冷たい場合は電子レンジで軽く温めてからオーブンへ移し、表面が焦げそうな場合はアルミホイルを活用してください。
オーブンがない場合でも、トースター、フライパン、ノンフライヤーなどで温め直せます。
大切なのは、春巻きの状態に合わせて温度と時間を調整し、皮に余分な水分を残さないことです。
適切に保存して上手に温め直せば、冷めてしまった春巻きでも、外はパリッと、中は温かい美味しさをもう一度楽しめます。

